こちらは平成20年分(平成21年3月申告)用のコンテンツです
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弥生マイスター(http://ameblo.jp/yayoi-meister/)をご覧ください
第2章 決算手続
5.売上のチェック
5−1.準備するもの
- 売上請求書や納品書控
- 売上代金領収証控
5−2.決算でやること
(1)売上の計上もれがないか
売上のチェックで一番重要なのは、誤計上は当然として、
売上の計上もれがないかということです。
特に起こりやすい計上もれのパターンは、売り上げてはいるがまだ入金がない、
という状態のときです。
売上の計上時期は、モノを引き渡した、とか、サービスを提供した時点になります。
売上のもれは、指摘されると修正申告・追徴の他、過少申告加算税・延滞税(悪質な場合は
重加算税も)と、余計に税金を払うこととなりますので注意してください。
月締めで売上請求書を作成されていて、その請求書ごとに売上を入力している、
という方は、締め日が月末以外であるものには特に注意してください。
毎月の入力では前月の締め日以降の金額が入ってくるのでよいのですが、
決算においては12月の締め日から31日までの売上が入っていない状態になっています。
これについては、納品書控えなどを確認して売上の追加計上を行わなければなりません。
請求書等を発行せずに、現金で回収するような業種であると、現金売上のもれが
多く起こります。売上と現金の領収証とを突き合わせてチェックしましょう。
もし弥生会計で現金売上について「現金出納帳」で「売上高」として入力されているなら、
次のように絞り込みましょう。
- 出納帳画面の「絞り込み機能を使う」にチェックを入れます。
- 出てきた条件設定欄の「相手勘定科目」で「売上高」を選択します。
- これで、「現金」でもらった「売上高」の取引のみに絞り込まれます。