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第2章 決算手続

1.そもそも「決算」って?

1−1 そもそも「決算」って?

決算手続を始めるにあたって、まずは「決算」とはどういうことなのかを説明しておきます。

「決算」とは読んで字のごとく「計算を決定する」ことです。
例えば月度で売上を請求する時は1ヶ月で売上を締めて集計して、
請求金額に間違いがないかを確認して請求書を作成しますよね。

それと同じように、「決算」は1年という会計期間を締めて、
記帳のもれ・間違いはないか、取引の処理は妥当か、売上や仕入・経費はこの1年間の
ものであるか、などのチェックを行い、計算を決定することです。

「決算」によって作成される「決算書」は、あなたがその期間でどれだけの利益を上げ、
どれだけの財産を残すことができたかを把握することが出来ます。

また、決算により算出された利益は、
「事業所得」や「不動産所得」としてあなたの所得税の計算の基礎となります。

決算手続の目的

以下、決算手続として項目ごとに、それぞれ「準備するもの」と、
それを使って「決算でやること」を示し、
具体的に弥生会計でどのように扱っていったらよいのかを、
操作のツボを紹介しながら説明していきます。

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