こちらは平成20年分(平成21年3月申告)用のコンテンツです
平成23年分(平成24年3月申告)用はブログ版の
弥生マイスター(http://ameblo.jp/yayoi-meister/)をご覧ください

第2章 決算手続

3.現金・預金のチェック

3−2.決算でやること

(2)「残高調整表」機能を使う

小切手等を扱っている場合には、
入力上は当座から支払った処理をしても未落ちになっているものや、
当座に預け入れた処理をしても取り立てされていないものがあり、
当座残高は帳簿側と銀行側と不一致となるのが普通です。

この不一致を確かめるには、「残高調整表」機能を使います。

出納帳などを入力しているときに、画面の左側に「調整」というチェック欄が
あります。

「何だろう、これ」と思われている方が結構いらっしゃると思いますが、
残高調整表」の集計をするときに使う欄です。

あなたが入力した預金出納帳と、当座勘定照合表などを見比べてみましょう。

例えば、あなたが振り出した小切手がまだ落ちていないときは、
出納帳画面でその出金仕訳の「調整」欄にチェックを入れます。

反対に、受け取った小切手を預け入れたのに取り立てされていない場合は、
出納帳画面でその入金仕訳の「調整」欄にチェックを入れます。

「調整」欄にチェックを入れる

さあ、メニューバーの「集計」から「残高調整表」を選択しましょう。
確認したい銀行の科目を設定し、期間を「決」にして「集計」をクリックします。
そうすると、先ほどチェックを入れた取引について、出金・入金がそれぞれ
なかったものになるように調整されます。

画面下に「調整後残高」が表示されていますが、この金額が銀行側の残高と
一致していればOKです。あなたの帳簿残高を修正する必要はありません。
これは、単にあなたと銀行側で時間的なズレが生じているにすぎないからです。

調整後残高が銀行と合えばOK

ただし、小切手を切ったものの相手に渡していないものは仕訳自体を削除する
必要があります。

翌年実際に小切手を相手に渡したときに出金の取引を入力します。

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