設定Tips021 簡易くない簡易課税なら

簡易くない」とはのっけから乱れた日本語ですが・・・

消費税の計算方法には簡易課税制度という特例制度があります。

本来の消費税は、売上で預かった消費税から仕入等で支払った消費税を差し引いて
納めるのが原則です。しかしながら、支払った消費税を記帳・計算するのが難しい
ということで、本来の支払と関係なく業種ごとに売上の何割かを支払った消費税と
仮定して簡易に計算しようというのが簡易課税の趣旨です。

ですが、簡易課税が簡易じゃない場合も多々あります。
それは、売上自体の業種区分が多岐にわたるときです。

例えば魚屋さん。

仕入れた魚をそのまま飲食業等の事業者に売ると第一種(卸売業)、
一般家庭である消費者に売ると第二種(小売業)。

魚を切ったり挽いたり漬け込んだりという軽微な加工では上記と同じ。

でも加熱したりという保存性を高めるような加工は第三種(製造業)。

自分で釣ってきたり養殖したりしたものも第三種(製造業)。

などなど、売上を分けるのはかなり大変です。

大変なところに加えて、弥生会計に入力するときもいちいち消費税の業種区分
切り替えなければならず、あとでチェックするのも大変!

      ★★★  そこで、このTips!  ★★★

「売上高」の中で業種区分を切り替えるのは後のチェックが大変です。

売上高の中で税区分を入れても
あとあとのチェックがわかりづらい

「売上高」に業種区分別の補助科目を作るのも、
入力時に勘定科目と補助科目を入力するので手間がかかります。

売上高に業種区分の補助科目を作ってみる
いちいち補助科目を指定するのも手間

いっそのこと、勘定科目を業種区分ごとに作っちゃいましょう。

自分のわかりやすい科目名にしていいんです。
「第一種売上」とか。そのまんまですけど・・・

勘定科目自体を業種区分で分ける
入力が単純で、集計後も見やすいかも

これで1日分の伝票辞書でも作っておけば楽ですね。

伝票辞書で一発

決算書を作るときは法人でも個人でも名称をひとつにまとめる設定をすれば
「売上高」一本にまとまりますよね。

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