設定Tips020 償却仕訳がかぶったら

弥生会計には固定資産管理機能が備わっていて、減価償却の計算はもちろん
ですが、償却費を部門ごとや、販管費・製造原価に任意の割合で配賦したりと、
それなりの機能をもっています。

個人事業主においては、青色申告決算書・収支内訳書を作成する場合に減価償却の計算欄に数字を持ってくることができます。残念ながら法人の別表は作成できません。

で、固定資産管理の機能として算出した償却費を年次・半期・月毎等、様々なタイミングで仕訳を生成することができます。

固定資産管理で仕訳書出
生成された振替伝票をそのまま登録

しかし、ここで不親切なことがあります。生成した仕訳は後で直接修正したりすることができるのですが、再度仕訳を生成した時は、既にある伝票は無視されて仕訳が二重に
作成されてしまいます。不親切なのは、それに関しての対処方法です。ヘルプには
以下のように出てきます。

「重複書き出しの注意
固定資産の償却仕訳の書き出しは、何度でも同じ期間について実行できます。
同一期間を重複して書き出した場合は、償却仕訳が重複登録されます。
重複登録した場合は、仕訳日記帳で重複登録した仕訳を検索して削除してください。」

・・・検索して削除してくださいって、どう検索したらいいんですか?

      ★★★  そこで、このTips!  ★★★

ここでの想定は、以前に償却仕訳を生成していて、その伝票を削除しないままで
新たに償却仕訳を生成したため、仕訳が重複してしまっている場合です。

仕訳日記帳の画面で、検索条件を設定します。検索アイコンをクリックするか、
[F3]キーで仕訳の検索設定画面を表示します。

まず、「詳細」タブをクリックして「仕訳生成元」にチェック、
さらに「償却費」にチェックを入れます。

「仕訳生成元」で「償却費」にチェック

しかし、これだけでは固定資産管理から生成した仕訳のすべてが引っ掛かりますのでもうひとひねり。「基本」タブをクリックして「作業日付」にチェック、右側の日付を
重複した日の前の日に設定します。

「作業日付」を失敗した日の前日に

これで、削除すべき償却仕訳(伝票)だけに絞り込まれますので、
あとはひたすら削除です。

絞り込まれた伝票をひたすら削除する。

<< 前へ      設定Tipsへ戻る       次へ >>

ページTOPへ

まずはお試し

無料小冊子

メルマガ登録


読者登録規約
powered by まぐまぐ!

監修・著書

  






TOP | 弥生Tips | 弥生会計で確定申告 | 弥生マイスター工房 | 掲示板 | ブログ | 注意事項 | お問い合わせ | 特定商取引法に基づく表示 | 無料小冊子プレゼント