設定Tips011 決算後の年度間違いを防止する
弥生会計05以降では1つのデータファイルに3年度分の会計データを格納するように
なっています。
これにより、決算中のデータ・翌期データを瞬時に切り替えることができ、決算整理に
より変更された残高を翌期首に反映することも、データ内での書き換えになるので、
作業が容易になりました。
がしかし!いいことばかりでもありません。
年度を瞬時に切り替わることにより、自分がいまどの年度を選択しているかに気を
配らないと、誤って過去の年度に入力をすすめてしまい、残高がめちゃくちゃになって
しまうことが起こりうるのです。
単にケアレスミスではありますが、いざやってしまうとその修復作業は大変です。
決算中は行ったり来たりで仕方ないですが、少なくとも決算が確定した後は残高が
変わってしまうという事態は防止したいですよね。
★★★ そこで、このTips! ★★★
「仕訳の入力制限」機能を使います。
メニューバーの「設定」にある「帳簿・伝票設定」を選択します。
「入力設定」タブで「仕訳の入力を制限する」にチェックを入れ、決算期末の日付を
入力します。当然決算仕訳も制限します。
これで、年度を間違えて前期データに新しく入力しようとしても、
「仕訳の入力制限により入力が制限されています。」と
警告が出て仕訳を登録することができません。
決算が確定したらぜひこの機能を使っていただきたいです。