設定Tips010 家事按分の設定

個人データには、「家事按分振替」機能が備わっています。

個人事業においては、事業と家事の両方に共通して使用する経費について
家事に要するものは必要経費から除外しなければなりません。

しかし、毎回の経理においてその作業を行うのは煩雑になってしまうため、
期末において一括して家事費を除外する事にしている方が多数を占めるのが現実です。

家事按分振替」機能はそのような方にある機能で、指定した科目(補助科目毎でも可)
を指定した割合で、自動的に「事業主貸」勘定へ振り替える仕訳を作成してくれます。

ところで、この家事按分の設定、意外と勘違いして按分がうまくいかない方が
いらっしゃいます。ちょっと設定方法を確認してみましょう。

      ★★★  そこで、このTips!  ★★★

・事業割合と家事割合の設定

「割合」と書いてあるので何となくパーセンテージを入れる感じがありますよね。
ここって、「按分割合」というよりは「按分比」なのです。

パーセンテージで事業分が60%だとすると、事業割合に60と、家事割合に40と
入力します。

面積比で使いたい場合は、その数字を入力します。例えば60平米の借家で事業分が
36平米だとすると、事業割合に36と、家事割合に24と入力します。

家事按分は割合ではなく按分比

注意すべきは、

  • 同じ科目で2件指定しても重複はチェックされずに仕訳が作成されてしまうこと。
  • 補助科目で振替を指定しているときに、「指定なし」を指定すると、
    その科目全体の数字を按分してしまう事です。
補助科目を指定するときは「指定なし」に注意

・仕訳書出

仕訳書出ボタンで仕訳を作成すると、振替伝票で自動登録されます。
ここで気をつけたいのは、手形や固定資産での仕訳書出とは違い、
前に作成した伝票に上書きで登録される点です。

また、家事費振替の相手勘定は「事業主貸」に固定されますが、
作成後に修正可能です。この機能で作成した場合には、仕訳日記帳等で表示される
「タイプ」は「伝票」、「生成元」は「按分」となります。

伝票は自動登録され、「生成元」は「按分」と表示される。
相手勘定が「事業主貸」に固定されるので必要に応じて変更する。

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