効率Tips016 別記消費税を探し出せ!
弥生会計では、消費税の税計算区分につき内税・外税・別記などの計算方法を
使うことができます。それぞれの会社で使いよい方法を選択すればよいのですが、
別記入力についてはちょっとやっかいな問題があります。
別記入力はその名の通りで税抜金額の取引とそれに対する消費税額とを個別に
入力する方法です。例えば振替伝票の中で税抜きの取引を数件入力した後、
それらに対する消費税を合計で入力したい場合などに使います。
このとき、もし消費税の金額を間違ったとしても、自動計算ではないので
貸借が一致さえしていれば取引はそのまま登録されてしまいます。
決算の時にふと気付きます・・・
消費税の計算が合ってない!
消費税集計表でみると、別記入力分の本体価額と消費税が違っているので、
なんとなくここがおかしいと予想できます。しかし、どこが間違っているか個別に
チェックするために、手入力した「仮払消費税」を探すにはどうしたらよいでしょうか?
単純に元帳で「仮払消費税」を表示しても、内税などと混在しています。そこで、
普通に考えると「検索」機能を使って「消費税」タブを選択、「税計算区分」で
「別記」を選択して絞り込む方法が考えられます。
いーえ、実は裏技的な方法がありますよ。
★★★ そこで、このTips! ★★★
総勘定元帳で「仮払消費税」を表示し、
右上の「税抜/税込切替」を「税込」にしちゃいます。
なんと!手入力(別記入力)した「仮払消費税」だけが残ります!
もともと「内税」や「外税」は税込金額で入力しているので、「税込」にすると
本体価額側の勘定科目に集計されますが、別記入力分はもともと「仮払消費税」と
して入力しているため、「税込」にしてもそのまま残ってしまうのです。