設定Tips014 元帳印刷はページ番号に注意
弥生会計では仕訳日記帳・出納帳・売掛帳など、どのタイプの帳簿でも
入力した取引はすべて仕訳日記帳・元帳へ反映されます。
その中でも総勘定元帳は正規の簿記の原則に基づいて作成した帳簿であり、
印刷したものを保存しておかなければなりません(出納帳や売掛帳などの補助簿も
同様ですが)。
税務調査でも内容確認は総勘定元帳が基本となります。そして備え付けがないと
青色申告自体が大丈夫か?なんてことになりかねません。
せっかく入力したデータなのですから印刷しときましょうね。
そこで注意しておきたいのが、元帳の印刷設定です。
元帳の体裁自体は2行や3行、専用用紙や罫線あり、どこで改ページを入れるかなど、
それぞれの好みでよいかと思います。しかし、デフォルトの設定でそれはどうかと
思う部分があるのです。
ページ番号です。
試しに印刷してみると、すべてのページが通し番号で出てきます。
後になって間違いに気がついて、ある科目だけを印刷し直します。
あれ?1ページから始まっている・・・
単独で科目を選択した場合はそのページ数で通し番号がつきますし、修正などで
仕訳数が増減した場合は差し替えようと思っても通し番号がずれてきてしまいます。
★★★ そこで、このTips! ★★★
元帳印刷のページ番号は科目ごとにするのが吉。
印刷をするときに、印刷ダイアログに「書式の設定」があるのでクリックします。
「詳細」タブに「科目ごとにページ番号を振り直す」という箇所があるのでチェックを
入れておきましょう。
これですべての科目を印刷しても科目の変わり目でページ番号が1からになるので、
印刷し直すのも最小限の手間で済むのではないでしょうか。
ちなみに「書式の設定」「ヘッダー/フッター」タブに「ページ番号を印刷する」として
ページ自体を出さなくする項目もありますが、番号がないのは逆に不便かと思います。