設定Tips008 決算書の集計でまとめとこう
例えば科目「長期借入金」に複数の銀行と個人からの借入が混在して
いる場合、それぞれに補助科目を割り当ててデータ運用されているかと
思います。
しかし、銀行からの借入と個人からの借入は意味合いが微妙なので
経営分析などをするため、試算表で分けて考えたいなって事、
ありませんか?
もちろん補助残高一覧表では見られますが、複数あると銀行分がいくらか
手計算しないといけません。
さて、どうしましょう
★★★ そこで、このTips! ★★★
科目自体を2つに分けて、それぞれ補助科目で管理してみましょう。
最後の決算書の表示は決算書の設定で1つにまとめてしまいましょう。
例えば個人の分は「個人借入金」なんて科目を追加登録して、
そこに個人別の補助科目を設定すると、
大まかに銀行分いくら、個人分いくらと把握することができます。
最後に決算書として出力するときに1つの科目にまとめて
表示すればよいのです。
ただし、今回は決算書の設定について個人データと法人データとで
ちょっと設定が違います。
・個人データの場合
メニューバーまたはナビゲータの「決算・申告」から
「決算書科目設定」を選択
→「個人借入金」の「決算書項目」を「借入金」に設定
これで「青色申告決算書」には「借入金」にまとめて表示されます。
・法人データの場合
メニューバーの「設定」またはナビゲータの「導入」か「決算・申告」
から「科目設定」を選択
→「個人借入金」の「決算書項目」を「長期借入金」に設定
これで「決算報告書」には「長期借入金」にまとめて表示されます。
さらに、プロフェッショナル版限定の機能ですが、
銀行と個人に分けたことで、事業概況書がちょっと楽になります。
「事業概況書科目設定」の「主要科目」で「個人借入金」を
「個人借入金」に、「長期借入金」を「その他借入金」にすることで
事業概況書のデータ取り込みが楽になりますよ!