設定Tips003 帳簿を作っちゃえ
弥生会計でナビゲータの「取引タブ」を見ると、
「小口出納帳」「預金出納帳」などの出納帳や、
「売掛帳」「買掛金」などの補助帳簿が用意されています。
これはこれでフツーに使えるんですが・・・・
例えば、普通預金口座を複数持っている場合に、
もともと用意されている「普通預金」の補助科目ではなく、
単独で「普通○○」「普通△△」のように科目を設定したら
「預金出納帳」をクリックしても科目が表示されない、
なんてことがあります。
実は出納帳とか売掛帳とかは、総勘定元帳や補助元帳の表示方法を
微妙に変えてあるだけなので、
自分が使いやすいように「カスタマイズ」できるんです。
★★★ そこで、このTips! ★★★
帳簿は自分に必要なモノを作っちゃいましょう!
さきほどの「預金出納帳」ですが、これはもともと
「普通預金」科目の補助元帳なんです。
科目を追加作成して単独で「普通○○」としたもののは
補助科目ではないので当然選択候補にあがってきません。
画面上部の「設定」メニューから「帳簿・伝票設定」を選んで下さい。
例えば、もとが元帳である「現金出納帳」の名称を単に
「出納帳」にして、対象勘定科目で「普通○○」などに
チェックを入れて追加します。
すると、「出納帳」画面を開いたときに科目選択で「普通○○」が
選択候補に出てきます。
「出納帳」「売掛帳」などの言葉にとらわれず、
自由に作ってみて下さい。
例えばアパート経営の大家さん、
科目設定で売上高の項目に「家賃収入」を作成していて
その補助科目でそれぞれの入居者を作成しているとします。
補助元帳でそれぞれの入居者を表示できますが、
家賃専用の帳簿を作ってみましょうか。
さきほどの「帳簿・伝票設定」で、設定画面で空いてる帳簿名を使って
タイプを「補助元帳」・名称を「家賃台帳」としてみましょう。
金額欄の名称は左側を「入金」、右側を「支出」としてみましょう。
対象勘定科目はこの例で「家賃収入」としてみましょうか。
売上科目なので、左側が増えると残高が増えていきますが
家賃入金のイメージが欲しいので、「増加する貸借区分」を
貸方(左側)にして表示をひっくり返しましょう。
OKで画面を閉じてナビゲーター画面を見ると、「家賃台帳」が
できあがっています。
もし表示されていなければ、帳簿がいっぱいなので、
さきほどの設定画面で使わない帳簿のチェックを外して下さい。
帳簿の作り方次第でかなーり仕事がはかどりますよ!